https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210305/1090009099.html
無症状PCR検査は陽性疑いなし

新型コロナウイルスの感染の再拡大の兆候をすばやく察知するために国と栃木県が先月、無症状の人を対象に宇都宮市内で行ったPCR検査では「陽性の疑いがある人」はゼロだったことが公表されました。

この検査は、国と栃木県が、国の新型コロナウイルスの基本的対処方針に基づいて、緊急事態宣言が解除された地域で感染の再拡大の兆候をつかむために行うもので、先月8日に緊急事態宣言が解除された栃木県では、全国で初めて行われました。

検査は、宇都宮市内で先月22日と24日、それに25日の3日間で行われ、検査キットを配布場所を訪れた人に無作為に配って検体を採取して郵送してもらったほか、3つの学校にも配布しました。

そして、あわせて536件の検体が集まり検査の結果、「陽性の疑いがある人」はいなかったということです。

栃木県では、今週も5日から3日間、宇都宮市の繁華街で無作為に検査キットを配るほか県内の企業に協力してもらいあわせて600人分の検査を行うことにしています。

福田知事は、記者会見で、「陽性の疑いがゼロだったことは安どしている。県民の感染防止の取り組みが数字に表れたものと感謝している」と述べました。

03月05日 19時53分
NHK