※読売新聞

 自殺願望のある少女を殺害しようとしたとして、警視庁は6日、東京都葛飾区東水元、無職須藤昭雄被告(46)(生命身体加害誘拐罪で起訴)を嘱託殺人未遂容疑で再逮捕した。

 発表によると、須藤被告は都内の少女(19)から自殺の手伝いを依頼され、1月31日〜2月1日、自宅アパートで少女に睡眠薬を飲ませ、室内で練炭を燃やしたり、首を絞めたりして殺害しようとした疑い。「少女の願い通り殺した後、自分も死ぬつもりだった」と容疑を認めている。

 少女は1月下旬、ツイッターに「自殺したい」と投稿。須藤被告が「手伝います」と返信し、31日に足立区内の路上に呼び出して車で自宅に連れ込んだ。少女は睡眠薬を飲まされ意識が遠のいたが、首を絞められたことに気づいて「家に帰りたい」と訴え、2月2日朝、墨田区内の交番に届け出た。けがはなかった。

 須藤被告は先月13日、殺害目的で誘拐した生命身体加害誘拐容疑で警視庁に逮捕され、5日に同罪で起訴された。

2021/03/06 11:07
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210306-OYT1T50169/