全日本私立幼稚園連合会の4億円を超える使途不明金問題で、今度はそのPTA団体でも多額の使途不明金が発覚しました。

全国の約7500の私立幼稚園が加盟し、会費を集めている全日本私立幼稚園連合会。4年間で4億円を超える使途不明金があることが発覚。

さらに、関連団体の「全日本私立幼稚園PTA連合会」にも約4100万円の使途不明金があることが分かりました。

会長を務める自民党の河村元官房長官は9日、幼稚園連合会から使途不明金の存在を知らされたと話しています。

PTA連合会の資金管理は幼稚園連合会の事務局長に任せていて、詳しい経緯は把握していないという河村会長。その事務局長は問題発覚後、退職しています。

事務局長は幼稚園連合会の聞き取りに対し、問題発覚後、引責辞任した当時の香川敬会長から「口座からの出金を指示された」と話しています。

その香川前会長は使途不明金の存在が発覚しないように通帳の偽造に関与したことを認める一方、「私的に使ったことは一切ない」と説明しているということです。

香川前会長は引責辞任した6日後に文部科学大臣の教育者表彰を受けていることも分かりました。

野党側は香川前会長が国会議員や官僚などを接待していた可能性もあるとみて調査を始めました。

幼稚園連合会は香川前会長と当時の事務局長について刑事告訴や民事訴訟することも視野に調査を継続しています。

テレ朝NEWS
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