千葉県と同県木更津市は12日、会員制倉庫型店舗「コストコ」を展開するコストコホールセールジャパンが本社オフィスを川崎市から木更津市に移転することを明らかにした。来夏の移転により、同市や周辺に一定の従業員が転居する見通し。同社は、「雇用機会の提供などの役に立てればと思っている」とのコメントを出した。15日に同市の木更津倉庫店で同社が記者会見し、渡辺芳邦市長から歓迎のあいさつを受けるという。

 県と市によると、県施行の木更津都市計画事業金田西特定土地区画整理事業区域内の県有地(約5万平方メートル)の一般競争入札の結果、同社が落札し、この敷地に本社を移転する。本社は木更津倉庫店の東側に建てられるという。

 コストコホールセールジャパンによると、本社オフィスは来年6月の完成を目指している。現在の川崎市の本社では約400人が勤務しているという。同社は「災害支援や慈善事業への寄付を通して近隣地域へ支援させていただき、地域活性化の役に立てればと思っています」とコメントしている。

 同社によると、コストコは世界に約800店、日本に27店ある。県内には木更津市のほか千葉ニュータウン(印西市)と幕張(千葉市)に店舗がある。

産経新聞

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