在日中国大使館は15日、中国製のワクチンを接種した人に対して中国に渡航するためのビザ発給で便宜をはかると発表しました。

この中では「人の行き来を秩序をもって回復するため」としてビザを申請する際に中国製のワクチンを接種したことを示す証明書を提出すれば、
ビジネスなどで中国を訪れる人や家族のお見舞いなど緊急な理由がある場合も便宜をはかるとしています。

ただ、中国製ワクチンは現在、日本では認可されていないため、接種はできず、
対象者は国外で中国製ワクチンを打った人など極めて限定されることになります。

またタイやパキスタンなど中国がワクチンを提供している国々などでも現地の中国大使館が同様の措置を発表しており、
中国製ワクチンの世界的な普及を後押しする狙いもあるとみられます。

ただ、自国産のワクチン接種をビザ発給の条件とする動きにつながりかねず波紋を広げそうです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8e42a221ef68f660246403278c29b38ebebc2842