※神戸新聞

 嫌がらせ目的で同僚の女性会社員に腐った豚の肝臓を送りつけるなどしたとして、兵庫県警人身安全対策課と尼崎南署は17日までに、強要未遂と県迷惑防止条例違反などの疑いで、川西市の会社員の男(42)と大阪府池田市の会社員の女(26)を逮捕、送検し、捜査を終えた。2人は今年1月以降、3度逮捕され、神戸地検尼崎支部で2度起訴された。

 2人の逮捕、送検容疑は2019年1月ごろから、同僚の女性(28)やその家族に「仕事を辞めろ」などと書いた手紙を送りつけ、女性宅に腐った豚の肝臓を封筒に入れて郵送するなどした疑い。同署の調べに、2人ともおおむね容疑を認めているという。

 同署によると、両容疑者は交際関係にあり、女性に嫉妬した女が男に手紙を書かせるなどして、嫌がらせ行為をしていたとみられる。女性の親には「あなたの娘は何人もの既婚男性と社内不倫して、食いものにしている」などと虚偽の内容を書いた手紙を送ったという。

 また、両容疑者とも女性を殺害する目的で薬品を購入したとして、殺人予備罪でも逮捕、送検されたが、17日付で不起訴処分となった。被害者の女性が同署に相談し、事件が発覚した。

3/17(水) 20:10配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/f14950243bc3b1e8f8850c2e213f69a7943e5b15