東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は18日、会見を開き、開閉会式の演出責任者である佐々木宏氏が
女性タレントの容姿を侮辱するようなメッセージを演出チーム内のLINEで送っていたと『週刊文春』に報じられたことついて、
佐々木氏から謝罪とともに辞意が表明されたこと、この判断を重く受け止め辞意を受け入れたと説明した。

 また会見では、記事で報じられた振付師・MIKIKO氏の“排除”について質問が出た。
「昨年の11月にMIKIKOさんから辞意を伝えられたということの事実関係と、
12月の会見で辞意の事実を伝えなかったのは隠蔽にあたるのではないか?」との質問に
武藤敏郎事務総長は「MIKIKOさんから辞意の表明があったことは事実」とした上で、
「我々は慰留して、ぜひ残っていただいて従来どおりやってほしいということを申し上げた」と説明。

 MIKIKO氏が辞意を伝えた理由については「MIKIKOさんのお考えを私の方から公表するのは、
かえってプライバシーに不利益を与えるのではないかと思う。我々が発表する立場にないと思う」とした上で、
「MIKIKOさんがチームの中で一緒にやっていくのが困難だと感じられたからだということで、その状況は我々も了解をしている」
「自分が引き続きやっていくという考え方について、納得されない何かがあるという主旨だったと思う。
佐々木さんの謝罪文にもあるが、お互いの話し合いの中で理解されるべきことであって、我々が介入するのは控えた方がいいという考え」と答えた。

 隠蔽にあたるのではとの指摘については
「12月の体制移行については、(野村)萬斎さんと佐々木さんが会見して経緯を説明している。
MIKIKOさんも含めて全員の了解のもとに佐々木体制に移った」とした。
https://times.abema.tv/news-article/8650574