今、アメリカでは、新型コロナを持ち込んだのが中国人だとの偏見が拡大し、アジア系の人を狙ったヘイトクライムとみられる事件が急増しています。

 アメリカのジョージア州アトランタ近郊のマッサージ店で、16日午後5時ごろ、銃撃事件があり、4人が死亡しました。

 その後、アトランタ市内の2つのスパ施設でも、合わせて4人が死亡しているのが見つかりました。

 死亡した8人のうち6人が、アジア系の女性とみられています。犠牲者に日本人が含まれているという情報はありません。

 事件に関わったとして、アトランタ近郊に住む21歳の白人の男、ロバート・アーロン・ロング容疑者が逮捕されました。

 動機などは分かっていませんが、アジア系を標的にしたヘイトクライムの可能性もあります。

 日本人が被害に遭うケースも出ているほか、現金などを奪われる事件も相次いでいるといいます。

 こうした状況に11日、バイデン大統領は「『攻撃』『嫌がらせ』『非難』『スケープゴートにする』など、アジア系アメリカ人に対する悪質なヘイトクライムは、間違っている。直ちにやめなければならない」と訴えました。

3/18(木) 13:15https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210318-00000035-ann-int