JR西日本の長谷川一明社長が2月、低収益のローカル線について廃止を含めて今後の在り方を見直し、地元と議論を進めていく考えを示したことに関し、同社岡山支社の平島道孝支社長は18日の定例会見で、岡山支社管内(県内、広島県東部など)にも対象の路線があるとの認識を示した。

 平島支社長は「大勢を運ぶという鉄道の特性を発揮できていない線が、岡山を含め各支社管内にある」と言及。「将来的に持続可能な輸送サービスの在り方を地域と話し合う必要がある」と述べた。

 長谷川社長は2月18日の定例会見で「かなりの線区で問題を抱えている」と発言。新幹線の利益などでローカル線の赤字を埋めてきたが、新幹線も新型コロナウイルス禍で苦戦している現状を踏まえ、「ローカル線の維持が難しくなってきた。関係自治体とともに持続可能な地域交通を実現できるように取り組みたい」としていた。

3/18(木) 20:46
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