新型コロナウイルス感染のリバウンド(再拡大)が懸念される中、1都3県に発令されていた緊急事態宣言の解除が18日、正式に決まった。今はちょうど桜の開花シーズン。首都圏では来週、満開になるとみられ、各地の花見スポットでは警戒を強めている。

 桜の名所として知られる東京都目黒区の目黒川沿い。花見の自粛を求める看板が設置され、両岸の歩道には黄色いテープが張られている。18日、ゴミ拾いをしながら咲き始めの桜を楽しんでいた近くの無職の男性(79)は「30年以上ここの桜を楽しみにしているので残念だが、宣言の解除と開花の時期が重なり、仕方がない」と話した。

 約4キロにわたってソメイヨシノやシダレザクラなど約800本が並ぶ目黒川沿いは近年、花びらが川面を埋め尽くす光景などがSNSで話題となり、約300万人が訪れる観光スポットだ。だが、目黒区の青木英二区長は「花見の自粛を強くお願いしたい」と区のホームページに動画をアップして強く呼びかけた。

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