栃木県教育委員会は、同僚の女性2人に抱きついたり、体を触ったりするなどのセクハラ行為をしたとして、県内の小学校に勤務する29歳の男性教諭を18日付けで停職4か月の懲戒処分にしました。

懲戒処分を受けたのは、県南の小学校に勤務する29歳の男性教諭です。

県教育委員会によりますと、この教諭は去年11月、校内で作業をしていた同僚の女性の教職員に抱きついたほか、女性が嫌がっているにもかかわらず、SNSで食事に誘うなど関係を迫るメッセージを繰り返し送っていたということです。

また、別の同僚の女性に対しても、複数回にわたって体を触るなどしていたということです。
被害を受けた女性の1人がことし1月に上司に相談して発覚し、県教育委員会は、一連の行為がセクシュアル・ハラスメントにあたるとして、男性教諭を18日付けで停職4か月の懲戒処分にしました。
県教育委員会の調査に対し、男性教諭は「仲よくなりたいと思いやってしまったが、教員や社会人として自覚が足りなかった」などと話しているということです。
県教育委員会の荒川政利教育長は「教育公務員の信用を著しく失墜するものと大変重く捉えている。教職員一人一人の倫理観を高め、不祥事の防止に努めていく」というコメントを出しました。

03月18日 20時02分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/utsunomiya/20210318/1090009210.html