■感染経緯を明かさない20〜30代の感染者も


それにしても、なぜ、東北地方の中でも宮城県の新規感染者が急増しているのか。

「ソフトバンク子会社のAgoop(アグープ)によると、東北一の繁華街と呼ばれる青葉区国分町の人出(午後10〜11時台)は、
昨年末に始まった時短要請が2月上旬に終了した直後から増加傾向にあり、市保健所の調査では20〜30代の感染者の中には
感染経緯を明かさない人もいるようです。感染者が増えている理由として、宮城県が東北地方のハブ(中心地)であることなどが挙げられていますが、
実際はよく分かっていません」(宮城県政担当者)

飲食店の昼カラオケなども感染増の背景にあるとされているが、その他に地元で囁かれている要因のひとつが「風俗」だという。
歓楽街である国分町一帯には、キャバクラ店などの多種多様な風俗店舗が3000店ほどあるからだ。

風俗ライターの蛯名泰造氏がこう言う。

「これは国分町の風俗店に限らない事ですが、コロナ禍になる前、入店希望の女性は対面による面接が一般的でした。
ところが、コロナ禍後はZoomなどによるオンライン面接に変わり、全国幅広く風俗嬢を募集できるようになったのです。

いわゆる『風活』ですが、これは女性にとっては店に足を運ばず、秘密裏に面接できるわけで、
業界に足を入れるハードルがぐっと下がった一方、店側にとっても店を転々とする“風俗慣れ”した人ではない女性をスカウトするチャンスになりました。

店側は『良い人がいれば採用したい』と考えていて、そのためには交通費負担もいとわない。
仙台市は東京からの夜行バスも運行しており、それほどコストはかかりませんからね。
そのため、コロナ禍で収入が減った東京などのOLやシングルマザーが『風活』を利用しているのではないでしょうか」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/286905/2