リンゴ ゴリラ ラッパ…絵しりとり壁画 青森で東京芸大生が制作

 訪れた子どもたちに楽しんでもらおうと、青森県新郷村のレクリエーション施設「間木ノ平グリーンパーク」の管理棟外壁に、八戸市出身で東京芸術大2年の後藤果歩さん(20)ら同大の学生3人が「絵しりとり」の壁画制作を進めている。

 約150平方メートルの真っ白な壁一面に専用のペンキ塗料で描かれ、リンゴの絵から始まり、ゴリラ、ラッパ……と、しりとりの順番に並ぶ。全部で約40種類の絵が描かれる予定で、題材には施設内に咲くカキツバタや村名産のシイタケなども取り入れている。

 壁画は施設に人を呼び込もうと、村で焼酎造りに携わる後藤さんの父親を通じ、村が昨年、後藤さんに依頼。現在、大学で一緒に表現活動をしていた仲間2人を関東から呼び寄せ、村に泊まり込みで制作を続けている。

 後藤さんは「親しみやすい絵を意識して描いている。面白いと思ってもらえたらうれしい」と話す。壁画は28日に完成する予定。【平家勇大】

https://mainichi.jp/articles/20210328/k00/00m/040/027000c
2021/3/28 09:30(最終更新 3/28 09:30)

間木ノ平グリーンパークの管理棟に壁画を制作する後藤果歩さん(手前)=青森県新郷村で2021年3月25日午後1時8分、平家勇大撮影
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