※スポーツ報知

大阪府の吉村洋文知事(45)が28日、読売テレビの討論番組「そこまで言って委員会NP」(日曜・後1時30分)にゲスト出演。大阪でも新型コロナウイルスの新規感染者が増加傾向にあることについて「宴会を伴う花見や歓送迎会を控えていただいて、基本的な感染対策の徹底をよろしくお願いします」とお願いした。

2025年に開催予定の大阪・関西万博が経済の起爆剤になるかという質問については「これからのことを考えた時に、国際会議場とか展示場については柔軟に対応する。ただ人間の元々の欲求はどれだけコロナ感染症が広がっても人に会いたい、実物をみたい。この人間の本質的欲求は変わらないから需要は残る」と話した。また大阪の良さについては「失敗上等とどんどんチャレンジするような企業とか若者が生まれる町を作っていきたい」とアピールした。

現在の東京一極集中については「世界の中で見たら日本のイメージは東京。日本には東京だけじゃなく、大阪のような経済都市もあるんだというインパクトぶつけられないかな」と私見を述べた。さらに、多様な関西文化に関して「関西圏の単位で見ないと世界に太刀打ちできない。万博を機に新しいチャレンジをどんどんやって、大阪ここにあり、日本ここにありというきっかけにしたい」と話した。

吉村知事と、東京都の小池百合子知事(68)の違いについて、元厚労相で前東京都知事の桝添要一氏(72)は「政治を優先させるか科学を優先させるか。あなた(吉村知事)はデータで、科学でやってるからみんなほめている。小池さんはいかに官邸とケンカして『私の方がえらいのよ』って。次の都議選、その次の衆議院選挙。選挙のことしか考えてない」とバッサリ。吉村知事は「桝添さんの発信は小池都知事の悪口ばっかりですからね」と苦笑いしながらも「東京都は国以上の予算持って、力を持っている。東京都がリーダーシップをもって国を引っ張ることをやって欲しい。大阪は新しいことにチャレンジする。僕らの強みは特定の団体、業界や選挙のことを考えなくていい。だからこそ新たなチャレンジできる。大阪が成長することで日本の成長につながる」と話した。

2021年3月28日 15時13分
https://hochi.news/articles/20210328-OHT1T50129.html