https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210330/k10012943861000.html

「釣りキチ三平」などの作品で知られ、去年11月に亡くなった漫画家、
矢口高雄さんが務めていた秋田県横手市の美術館の名誉館長に、同じ秋田県出身で
「銀牙」シリーズなどを手がけた漫画家の高橋よしひろさんが就任することになりました。

名誉館長に就任する高橋よしひろさんは東成瀬村出身の67歳。
「銀牙」シリーズなど、犬を主人公にした漫画を数多く発表してきました。

去年11月に亡くなった矢口高雄さんが務めていた、増田まんが美術館がある横手市は、
高橋さんがすべての漫画の原画を美術館に収蔵するなど原画を保存する取り組みに
賛同していることや、美術館のPRに貢献してきたことなどから、ことし1月に高橋さんに
名誉館長の就任を打診し、今月、了承を得たということです。

高橋さんは「大変名誉なことで、矢口先生の遺志を継ぎ、その重責を果たしながら、
まんが美術館の発展に寄与したい」とコメントしています。

高橋さんは4月1日に名誉館長に就任し、矢口高雄さんについては、
生前の功績をたたえ「初代名誉館長」として顕彰することにしています。