バカでもわかるように説明。
ここに一万円札があります。
Q.この一万円札はどうやって作られたのでしょうか?
A.国が日本銀行に一万円の借金をすることで作られました。これが国債です。
つまり、1000兆円の借金(国債)とは、1000兆円というお金(日本円)が存在しているということなのです。

Q.国はどうやってこの借金(国債)を返すのでしょうか?
A.税金という方法で国民から集めて返します。
つまるところ「国債の総額−税金=日本国民が持っている日本円の総額」となります。
つまり、国債をいくら増やしても、税金が増えれば日本国民が持っている日本円の総額は増えません。
逆に、国債を増やして税金を減らせば、日本国民が持っている日本円の総額は増えます。これが豊かになるということです。

Q.国債を増やすとハイパーインフレが起こるの?
A.日本国民が持っている日本円の総額が増えるとインフレは起こります。国債を増やしても増税してしまえばインフレは起こりません。
つまるところ、今さら百兆円や二百兆円の国債を上乗せしたところで、起こるインフレはせいぜい10%や20%程度です。ハイパーインフレなんか起こるわけがありません。
さらに国債を増やしてインフレが過剰になっても、増税すればインフレはおさまります。

Q.国債は借金だから返す必要があるの?
A.国債は常に返され続けています。新しい国債が発行されて総額が減っていないだけです。そして国債の総額が減るということは、存在している日本円が減少するというだけのことです。
国債を発行して増税するという行為は、借金の総額を増やすというだけの行為です。これでは日本国民が持っている日本円の総額は増えません。
また国債の総額を減らそうとして増税だけをするという行為は、日本国民が持っている日本円を減らすというだけの行為なのです。

Q.国債は国民の借金なの?国民が返す義務があるの?
A.違います。政府の借金です。税金(予算)から返されています。
@国債は税金から返されるのだ。
A納税は国民の義務なのだ。
Bだから国債を返すことは国民の義務なのだ。
という、バカボンの三段論法です。騙されないように。。

一万円札とは日本銀行券、すなわち日本銀行が発行した借用証明書です。
お金(貨幣)とは、借用証明書なのです。
国債を全部返してしまったら日本円は消滅してしまいます。