(CNN)1月に退任したトランプ前米大統領への評価を尋ねた最新の世論調査で、半数以上が「ひどい」または「出来が悪い」大統領だったと答えたことが分かった。

独立系シンクタンクの「ピュー・リサーチ・センター」がこのほど発表した調査結果によると、
トランプ氏が「ひどい」大統領だったとする回答は41%、「出来が悪い」大統領との回答は12%と、低評価が合わせて53%を占めた。

一方、「素晴らしい」との評価は18%、「良い」は17%だった。

ただし予想された通り、回答の傾向は党派によって大きく異なっていた。民主党支持者の9割近くが「ひどい」(72%)または「出来が悪い」(17%)と答えたのに対し、
共和党支持者の6割以上は「素晴らしい」(37%)または「良い」(36%)と評価していた。

第45代大統領だったトランプ氏が、過去の大統領と比べてどう評価されているかについては、米シエナ大学が2019年に発表した最新のランキングがある。

歴代大統領の人格や、あえてリスクを取る姿勢、運の良さなど計20項目の評価でランク付けした結果、トランプ氏は最下位から数えて3番目だった。

史上最悪の大統領とされたのは第15代のジェームズ・ブキャナン氏で、第17代のアンドリュー・ジョンソン氏がこれに続いていた。

2018年には米政治学会(APSA)のメンバー170人への調査に基づく大統領の偉大さランキングが発表され、トランプ氏は最下位だった。

自己申請の党派別にみると、保守派ではブキャナン氏が最下位で、トランプ氏が40位。リベラル派と中道派ではトランプ氏が最悪との評価だった。

https://news.livedoor.com/article/detail/19944627/