※読売新聞

宮城県は3日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を開き、仙台市を対象に実施している飲食店への営業時間の短縮要請を県内全域に拡大すると正式に決めた。仙台市に「まん延防止等重点措置」が適用される5日から実施する。村井嘉浩知事は記者会見し、「これで収まらなければ緊急事態宣言になるかもしれない」と危機感を示した。

仙台市以外の地域では、新たに接待を伴う飲食店と酒類を提供する飲食店に、県が営業時間を午後9時までとするよう求める。一方、仙台市では時短要請を1時間前倒しし、午後8時以降の営業自粛を求める。対象も全ての飲食店とする。

県内では3日、136人の感染が確認された。2日までに感染が判明した患者8人からは変異ウイルスを確認した。同県気仙沼市で居酒屋を営む男性(64)は「要請は仕方ないが、もっと早く出してもよかったのでは」と語った。

2021/04/03 19:03
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210403-OYT1T50215/