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8日に発表された住みたい街ランキングでは“埼玉”が躍進したそうです。埼玉の街が軒並み、順位をあげた理由について取材しました。

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8日に発表された大手不動産サイトSUUMOの「住みたい街ランキング」。トップは神奈川県の横浜。遊び・住まい・仕事、海や山へのアクセスも良く、生活の全てがそろうこの街が、コロナ禍でますます人気に!4年連続の堂々1位となりました。

2位以下はご覧のランキング。

SUUMO住みたい街ランキング2021(関東版)
1位.横浜
2位.恵比寿
3位.吉祥寺
4位.大宮
5位.目黒
6位.品川
7位.新宿
8位.浦和
9位.池袋
10位.中目黒

中でも今年、注目すべきなのは…「埼玉県勢の大躍進」。4位と8位にランクインしている埼玉の2大都市・大宮と浦和を中心に、実は、さいたま新都心(19位→15位)、川口(45位→34位)、所沢(56位→44位)などと、今年、埼玉の街が続々と過去最高順位を獲得しているのです。

10位から8位と、去年より2ランクアップした浦和の住民は。

浦和在住(20代)「パルコとか伊勢丹とかあるので住みやすいかなと」「東京まで20分とかで行けちゃうので、やっぱ浦和いいっすね」

都心まで直通30分以内という利便性や駅周辺には大型商業施設や商店街が建ちならび、ファミリー層に人気だという浦和。しかし、ある順番に納得がいかないようで――。

浦和在住(10代)「悔しいです、ライバルなんで。(Q.大宮には負けたくない?)負けたくないですね」

浦和在住(20代)「(大宮4位)それは納得いかない」「治安も悪いですし、浦和が一番」

やはり勃発した浦和VS大宮。大宮もまた、都心へのアクセス、駅周辺のにぎわいともに負けず劣らずの街。

大宮在住(30代)「勝って当たり前だと思っちゃっているので。まぁ浦和の方がお金持ちで立派な人はいっぱいいると思いますが」

大宮在住(60代)「浦和、8位でしょ?納得って思って。何もないじゃん浦和って」

大宮、完全に勝ち誇っていました。

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そんな中、埼玉県で去年43位から今年33位へと、大きく順位を伸ばした街が「和光市」。駅前の開発が急ピッチで進み、住みやすい街へと変化を遂げていて、去年、閲覧数が急上昇した街ランキングでは1位に。

和光市在住(40代主婦)「納得です」

和光市在住(30代主婦)「子育て、すごくしやすくて」

和光市在住(40代主婦)「見てる人は分かるんだなって思います」

奥様方には好評の様子。しかし、こちらの男性は。

和光市在住4年(20代男性)「これといっていいというのも別にないですよ」

若者には少々物足りない街…?と思いきや。

和光市在住4年(20代男性)「あ、(和光市で)1個いいのあった。電車が始発で座れるからめちゃくちゃいい」

東京メトロ副都心線などの始発駅でもある和光市。家賃も高すぎず、都心へのアクセスも抜群。和光市を離れたくないという若者も見られました。

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埼玉県を中心に注目されている郊外。こうした動きの背景にあるのは、やはりコロナの影響。ある引っ越し業者では今、都内から郊外へ引っ越す人の割合が増えているといいます。

ケーエー企画・荒尾海雲社長「経済的な事情が大きいのではないかなと思います。例えば家賃が払えなくなってきた。少しでも家賃を抑えようということで」

今後ますます、郊外への注目が高まるかもしれません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d13a7800ce0184ab0c1c19e050abf938337a6a0