※読売新聞

 福島県は5日、新たに29人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。福島市の介護付き有料老人ホーム「メープルハイム苑華そのか」では、80〜90歳代の入居者4人と職員1人の感染が4日までに確認され、クラスター(感染集団)が発生したと認定された。東日本国際大(いわき市)の硬式野球部でもクラスターが発生、部員7人の感染が新たに確認された。

 県発表分の新規感染者の内訳は、郡山市13人、福島市6人、いわき市3人、喜多方市と会津美里町で各2人、二本松市、田村市、小野町で各1人。東日本国際大の7人を含め、累計感染者は2640人となった。

 福島市の発表によると、メープルハイム苑華では、職員の感染が1日に判明。入居者43人と全職員93人をPCR検査したところ、入居者の男女4人が陽性と確認された。残る入居者107人についてもPCR検査を進めている。木幡浩市長は記者会見で、「近隣県との不要不急の往来を控えるとともに、おかしいと思ったら早めに受診してほしい」と呼びかけた。

 また、いわき市は5日、東日本国際大の硬式野球部員8人の感染が判明したと発表。4日に感染が判明した1人を除き、現在、7人は県の発表分に含まれていない。同大は当面、オンラインで授業を行うという。

2021/04/06 11:30
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210406-OYT1T50120/