高校3年生のSoyonさん(17歳)が作ったお菓子が、「手作りと言われなければ、どこかの有名店のお菓子だと思う」とSNSで話題になっている。プロさながらの完成度の高いお菓子の数々に、購入を希望する声も多い。「将来はお菓子屋さんになりたい」と言う彼女に、お菓子作りのきっかけや将来について聞いた。

【写真】食べるのがもったいない…売り物にしか見えない女子高生が作ったお菓子の数々

◆レシピ本は1冊も持っていない、YouTubeで覚えたお菓子作り

――何歳からお菓子作りに興味を持ったのでしょうか?

【Soyonさん】 中学2年生からです。部活をやめて暇になったので、YouTubeをよく観るようになりました。そのときに観たお菓子作りの動画が気になり、自分でも作ってみようと思って始めました。

――「将来お菓子屋さんになりたい」とのことですが、いつ頃からそう思うようになったのでしょうか?

【Soyonさん】 子どもの頃から物作りが好きだったので、はじめは機械系のお仕事に就こうかなと思っていました。でも、お菓子作りが好きになってからこれほど本気になれることは他にないと考えるようになり、お菓子屋さんになりたいと思うようになりました。

――お菓子づくりの楽しさは?

【Soyonさん】 自分の予想通りの作品ができるととても嬉しいです。特にデザインや配色を考えるのが好きで、自分の個性を出せるような作品を作ることが楽しいです。

――SNSでは、「てっきり売り物かと思った」「手作りと言われなければ、どこかの有名店のお菓子だと思う」と完成度の高さからプロが作ったお菓子だと思っている人が多いようです。独学とのことですが、どのようにしてお菓子作りを学んだのでしょうか?

【Soyonさん】 レシピ本は未だに1冊も持っていなくて、YouTubeやお菓子作りのレシピサイトを見て学びました。動画だと工程も観やすいし、観ていて楽しいので没頭してしまいます。

――どんなときにお菓子を作りますか?

【Soyonさん】 今は月に1回くらいで暇な時や、クリスマスやバレンタインなど行事があるときです。自分でデザインを考えたり、それに従って作ったりするのは楽しいので息抜きにもなります。それと友人の誕生日や頼まれた際にも作ります。みんな喜んでくれるので作りがいがあります。

――普段たくさん作ったお菓子はどうしているのでしょうか?

【Soyonさん】 多いと数日にわけて食べたり、友達にもわけたりします。

――購入希望もあるようですが?

【Soyonさん】 買いたいと言ってDMで依頼してくださる方も多いです。でも、残念ながら準備ができていなくて、いまは販売できないのですが、いつかみなさんに届けられたらなと思います。

◆高校卒業後は理系大学に進学予定、お菓子作りを通して家族との会話も増えた

――お菓子作りをするようになり家族との関係は変わりましたか?

【Soyonさん】 家族とあまりしゃべらないタイプだったのですが、お菓子作りを通して少し会話が増えたような気がします。特に母とは、気兼ねなく話すようになりました。

――高校卒業後の進路は?

【Soyonさん】 理系の大学に進んで数学科で学ぶつもりです。経済も学びたかったのですが、自分の性格上好きなことでないと4年間は乗り切れないと思ったので。

――お菓子屋さんの夢は、どのような構想を描いているのでしょうか?

【Soyonさん】 具体的にはまだ構想中ですが、ネット販売のお店にしたいと考えています。なので大学在学中に必要な資格を取りたいです。日本の文化が感じられて、かつ現代的な雰囲気のお店に。味もデザインも自分で納得できる最高のものを売りたいです。

――「テイストメイドジャパン」のプレミアム動画に出演していましたが、企業からのオファーも多いのでしょうか?

【Soyonさん】 商品紹介の依頼はかなり多いのですが、コラボとなると「テイストメイドジャパン」との撮影くらいです。ご依頼待っています。

――お菓子作りを通してどのようなことを伝えたいですか?【Soyonさん】 絵や写真、刺繍などの作品を見て心を揺さぶられたり、感動することが多いので、自分もそんな作品を作れる人になりたいです。私のお菓子を見て「元気になった」とDMしてくれる方もたくさんいて、本当に嬉しいです。

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2021年4月6日 8時40分
オリコン

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