保険業界初の新型コロナウイルス保険が話題を集めている。

第一生命の子会社「第一スマート少額短期保険」が9日から発売する「特定感染症保険」で、
感染と診断された時点で10万円が受け取れるというもの。

18〜69歳が加入でき、保険料は今月申し込んだ場合、3か月で980円。
安さの訳は、加入手続きがすべてインターネットで行われることに加え、2つの業界初の特徴があることだ。

「感染状況によって保険料が変わること、診断時点で保険金が受け取れるのが業界初です。
保険料は現時点で980円で、3か月間は変わりませんが、更新する場合は10万人当たりの陽性者数を基準に毎月変わる保険料で、
次の3か月を契約更新していただく。最高で2270円が上限となっています」(担当者)

緊急事態宣言が再発令された今年1月の感染状況と同程度の場合、保険料は約1200円になるという。

コロナ関連ではこれまで、医療保険の範ちゅうで、ホテル療養、入院保険などにかかる費用が日額給付される保険商品があった。
今回、医師の陽性診断の時点で保険金10万円が給付されるのは初。入院、療養まではしない陽性者もカバーする。

10万円の設定は「フリーランスの方などが仕事を休んで収入が減るのに備え、入院や療養、生活費に使ってもらえる」(同)という想定だ。
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