※読売新聞

 三重県が10日発表した新型コロナウイルスの感染者は39人で、県発表の感染者は延べ2980人になった。四日市市で過去最多となるなど、県独自の緊急警戒宣言が出された今年1月並みの多さとなった。

 内訳は20歳代15人、40歳代9人、50歳代6人、30、70歳代3人、60歳代2人、10歳未満1人。居住地は四日市市22人、松阪市5人、桑名、亀山市3人、鈴鹿市2人、津、名張市、朝日、木曽岬町各1人。

 クラスター(感染集団)となっている四日市市の半導体製造の「キオクシア四日市工場」関連では、同市の20〜50歳代の男性15人と朝日町の50歳代の男性の感染が新たに判明し、感染者は計30人となった。

 同市ではこのほか、10歳未満〜70歳代の7人の感染がわかり、同市の感染者数として過去最多となった。

 松阪市の40〜60歳代の5人の男女は、同市の飲食店の経営者と客で、県は県内54例目のクラスターに認定した。

 亀山市の50歳代の男性は四日市南署の警部補、津市の20歳代の女性は県警本部鑑識課の巡査で3月下旬まで同署で勤務していた。

 また、変異したウイルスへの3人の感染が確認され、累計は112人になった。

2021/04/11 11:41
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210411-OYT1T50072/