全国のATMが利用できなくなるなどのシステム障害を立て続けに起こしたみずほ銀行の親会社の「みずほフィナンシャルグループ」は、今年度、坂井辰史社長が全国銀行協会の会長に就くことを辞退する方針を固めました。

再発防止の徹底を優先

みずほ銀行では、3月中旬までの2週間足らずで、4件のシステム障害が相次ぎ、親会社のみずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長は、4月1日に予定していた全国銀行協会の会長への就任をいったん見合わせていました。

みずほはこれまで、見合わせの期間について「当面」としてきましたが、関係者によりますと、システム障害の再発防止の徹底を優先する必要があるとして、今年度、全国銀行協会の会長に就くことを辞退する方針を固めました。

全国銀行協会 一連の人事15日発表へ

これを受けて全国銀行協会は、「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の三毛兼承会長がことし6月末まで会長職を継続したあと、「三井住友フィナンシャルグループ」から後任を出す方向で調整しており、一連の人事について15日発表することにしています。

2021年4月14日 5時40分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210414/k10012973241000.html