新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は4月12日に「まん延防止等重点措置」を適用し、飲食店に午後8時までの時短営業を要請した。JR三鷹駅では、北側にあたる武蔵野市は対象になったが、南側の三鷹市は対象にならず、線引きが注目を集めた。4月15日、「人間の無意識を、行動データで見える化する」事業を展開しているレイ・フロンティア(東京都台東区)が三鷹駅を調査したところ、北口から南口への人手の流出はみられなかったと発表した。

【画像】南口の様子

 調査は、同社が運営するライフログアプリ「SilentLog」の収集データに匿名化処理を施して分析。それによると、商店街が広がる南口の人手が常に北口を上回っており、重点措置が適用される前日の11日から両側とも人手が減少傾向となった。適用後の12日の人手を4月1日と比較すると、北口は41%減少、南口は45%減少した。北口から南口への人出の流出は確認できなかった。

 時間帯別では、北口・南口ともほぼ同じ傾向で、昼0時台〜午後2時台の人出が減少(前日比:北口−34%、南口−40%)。逆に夜は増加傾向で特に午後8時台〜午後10時台が増加した(前日比:北口+50%、南口+46%)。

 なお、4月9〜10日の週末データでは、昼0時台〜午後2時台は百貨店やショッピングモール、午後5時台〜午後7時台は居酒屋やファミリーレストラン、午後8時台〜午後10時台は定食屋、カフェ、スーパー、コンビニなどの人手が多いことを確認できたという。

4/16(金) 19:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cb4229f900426c63ad11009e89cfafde3e8eac5