彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」が13日、15回目の誕生日を迎えた。愛くるしい姿が人気で、ゆるキャラブームの火付け役となった。彦根への観光にも大きな役割を果たす。今も毎日3回、彦根城などに登場するひこにゃん。15年間の軌跡を振り返る。

 誕生したのは2006年。当初は翌07年に開催された「国宝・彦根城築城400年祭」のキャラクターだった。

 赤い兜(かぶと)は、彦根藩主の井伊家が武具を赤で統一した「井伊の赤備え」に由来。猫は、江戸の豪徳寺で2代藩主直孝を猫が手招きして雷雨から救ったという「招き猫」の故事にちなむ。

 京都タワーのキャラクター「たわわちゃん」を作ったキャラクター作家もへろんさんが考え出した。名前の公募には全国から1167点の応募があり、「ひこにゃん」は28人が考えた。

 人気が出たのは06年末。彦根城恒例のすす払いを手伝う姿が、テレビで放映されたのがきっかけだ。市は翌年、さらなる活躍を期待して「特別住民登録」を決定。住所は彦根城のある「彦根市金亀町1番1号」に。ひこにゃん効果で城や博物館の来場者が増えた。

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2021年4月14日 11時42分