今月、大阪市内で新型コロナウイルスに感染した患者が、自宅療養中に容体が悪化し救急搬送された際、受け入れ先の病院が決まるまで、丸2日近くかかっていたことが分かりました。大阪市消防局は、長時間の搬送が続けば、救える命が救えなくなる危険性があるとしています。

大阪市消防局が今月19日と20日の新型コロナウイルスに感染した患者の搬送状況を調べたところ、患者のもとに到着してから受け入れ先の病院が決まって出発するまで、24時間を超えたケースが3件あったということです。

最も長いケースでは丸2日近い、およそ47時間かかっていました。

その間、救急隊員らが患者の健康観察を行い、必要に応じて酸素吸入などをしながら受け入れ先が決まるのを待ったということです。

感染拡大に伴い、大阪市内の新型コロナウイルスの患者に関する出動件数は急増していて、感染が落ち着いていた3月1日からの1週間は23件だったのが、先週は491件と21倍になっています。

こうした事態に対応するため、消防局では69ある救急隊を最大で6つ増やすことにしています。

大阪市消防局は、長時間の搬送が続くと、その分、一般の救急搬送にも影響が出かねないとしたうえで、救える命が救えなくなる危険性があるとしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210423/k10012994441000.html
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