医療現場が混乱している。松山市では高齢者を対象とした新型コロナのワクチン接種は来月始まるが、
届いたクーポンに予約受付日などが記載されていなかったため、すぐに接種が受けられると思った高齢者が
相次いで民間の医療機関を訪れていることが分かった。

65歳以上の高齢者用ワクチン接種券付きクーポン券は、
今月21日と22日に松山市内の郵便局に届き、23日金曜日から順次発送されている。

松山市内の65歳以上の高齢者はおよそ15万人で、ワクチン接種は、来月10日に予約の受付けが始まる。
しかし、クーポン券が入った封筒には予約の受付日や接種が始まる日付が書かれた書類は同封されていなかった。

松山市医師会によるとこのため、今月23日以降、民間の医療機関に対して「きょうワクチンを打ちに行っていいか?」などの問い合わせや
直接、接種券を持って病院を訪れるケースが相次ぐなど医療現場が混乱しているという。

松山市はホームページや公式ラインなどで予約受付日などを公表しているが、混乱を招いたことについて松山市保健所は
「ある程度こうしたことが起こるとは予想していた。医療現場を混乱させ非常に申し訳なく思っている」とコメントしている。
https://www.rnb.co.jp/nnn/news110rutre7puuwt6mizz.html#:~:text=%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3