1960年、池田内閣は所得倍増計画を打ち立てた。

10年で、すなわち1970年までに名目国民所得を2倍の26兆円にしようというものだ。
そんなものできるわけないと批判も出たが、しっかりしたシミュレーションの裏付けのある経済政策を断行した結果、
実際は 2 倍 ど こ ろ か 約 3 . 5 倍 に も な っ た 。!国民の懐を暖め、国民に、そんなに多くのお金を渡したわけだ。

一体誰が、一気にそれだけのお金を刷ったのだろうか。政府貨幣発行か、それとも日銀の国債引受かと思うかもしれない。当時、政府はそんなことをする必要は全く無かった。
当 初 は 赤 字 国 債 の 発 行 す ら 必 要 が 無 か っ た の だ 。赤字国債を発行し始めたのは景気が悪化した1965年からで、発行額もごく僅かだった。

ではどうやってお金が増えていったのだろうか。答 え は 産 業 の 発 達 に 伴 う 資 金 需 要 に あ る 。
日本人が優秀で、製造業が国際競争に勝ったことが根底にある。

高度成長期には減税をしても税収は増え続けた
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