大阪府は30日、新規感染者数は1043人、亡くなった人は8人と発表しました。
1日の感染者数は4日連続1000人を超え、医療提供体制は危機的状況が続くなか、
新型コロナ感染者の悲痛な訴えが寄せられました。

(29日午後9時 大阪市内住 50歳男性 取材) 
「現在もそうなんですけど、医療難民なんですよね。どこにも行き場がなく、
自宅療養を強いられている。おそらくすごい人数がいると思う」

大阪市内に住む50歳の男性です。

26日 月曜日、病院で新型コロナの陽性が確認されましたが、
2日間保健所からの連絡がなかったため、自ら電話をかけました。
その数65回。つながったのはおよそ5時間後でした。

男性はつながった電話で、受け付けてもらえるのか問い合わせると…

【保健所】
「順番があるのでこちらからの連絡を待ってください、
 28日時点で、4月19日の陽性者の人の対応をしている」

病院や大阪府の保健所に相談するも、居住する大阪市保健所に
対応してもらうよう求められたといいます。

【男性】
「土日出てきて(他部署から)応援ももらって、24時間対応しても
そういう状態です」といわれました。

行き場のない状態に、男性の不安は募るばかり…

【男性】
「行き場のなくなった人をちゃんと保護してもらわないと…
 重症化したのも知らずに、命を落とす可能性も出てくる」

こうした状況に、大阪市の松井市長は…
「十分な対応ができていないということで、市民の皆さんに申し訳ない。
 少しでも不安を解消していただくために、全力を尽くしたい」

VTRで紹介した男性ですが、30日のお昼前にようやく
保健所から連絡が入りました。
男性は同居の妻がいるため、隔離を希望しましたが
5月1日、医師と連絡してまた連絡すると
保健所から回答を受けたいうことです。
TVOテレビ大阪

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d9368992e035e21b869a122b12078f28ab569c2