兵庫県神戸市は5月3日夜、入院できず自宅待機だった高齢男性が死亡したと発表し、「何人亡くなってもおかしくない状態だ」と危機を訴えました。

兵庫県内では5月3日、月曜日としては最も多い344人の新型コロナ感染が判明。
芦屋市の警察学校のクラスターは新たに4人増え、合わせて88人に上っています。

また、神戸市は3日夜、入院できず自宅待機だった80代以上の男性が死亡したと発表しました。
神戸市健康局の花田局長は「何日目に入院できるか保証はない。何人亡くなってもおかしくないのが今神戸市の状況。自宅で死亡する人は今後なくしますと言える状況にない」と医療現場の危機を強く訴えました。

神戸市の病床使用率は3日午後5時現在で89%となっていますが、実際に受け入れ可能な病床はほとんどない状態だということです。

井戸知事は3日、緊急事態宣言は感染者数が大幅に減らないと解除しにくいとの考えを示したほか、国から看護師46人が順次派遣されると発表しています。

サンテレビ

https://news.yahoo.co.jp/articles/551ead8911616ac2cc57d6aaa89a8bc9a96f596f