https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2021-05-09/2021050901_04_1.html

新型コロナに感染しても入院できないまま亡くなるケースが、クラスター(感染者集団)が発生した高齢者施設
などで相次いでいます。
 神戸市の老人保健施設で入所者と職員計133人が感染し、これまでに25人の入所者が死亡。うち23人は
入院先が決まらないままでした。大阪府門真市の有料老人ホームでは入所者と職員計61人の感染が確認され、
これまでに13人の入所者が死亡。うち8人は入院先が決まっていませんでした。
 高齢者施設や医療機関などでクラスターが発生しやすく、無症状者を含めた早期の大規模検査の必要性が強調
されていました。一方、感染拡大と重症者の増加で医療体制が「崩壊」の危機に直面。大阪府では、重症者が重
症病床数を上回る事態が続いています。軽症中等症病床も逼迫(ひっぱく)しており、感染が確認されても入院
できず、施設や自宅で待機・療養せざるを得なくなり、容体が急変し亡くなる例が続出しています。