文春オンライン 5/10(月) 6:12

2020年(1月〜12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。事件部門の第1位は、こちら!(初公開日 2020年12月7日)。
*  *  *
 元「ミスター慶応」ファイナリストの名前が再び報じられたのは、11月20日のことだった。20代の女性に性的暴行を加えたとして、元慶大生・渡邉陽太容疑者(24)と光山和希容疑者(24)が、強制性交の疑いで埼玉県警に逮捕されたのだ。

 渡邉容疑者のわいせつ関連での逮捕は実に6回目。彼の素性と一族の実態を報じた「週刊文春」2018年11月1日号の記事を公開する。なお、記事中の年齢、日付、肩書などは掲載時のまま。

◆ ◆ ◆

「キャンプファイヤー」と題された動画には、狂乱の夜の一光景が切り取られていた。3〜4人の男たちが、泥酔して路上に横たわる一人の女性に炎を近づけ、さらに放尿を繰り返す――。

 撮影者は慶応義塾大学経済学部2年生・渡邉陽太容疑者。彼の無軌道な日常は、もはや歯止めが効かなくなっていた。

 そして12日後、事件は起きた。

「酔っていて覚えていない」と供述、反省の色なし
 社会部記者が事件の顛末を解説する。

「9月29日の明け方、渡邉は横浜駅近くの雑居ビルに面識のない酩酊状態の19歳の女性を連れ込んで性的暴行。タクシーに押し込んで150メートル先の路上に移動し、降りた後、腹を蹴るなどの暴行を加えたところで現行犯逮捕されました。

 その後、準強制性交の疑いで再逮捕されましたが、本人は『酔っていて覚えていない』と供述し、まるで反省の色はないようです」

 冒頭の動画は、渡邉が友人たちに、SNSを通じて送ったもの。

「警察は現在、渡邉の携帯に残された動画の解析を行っており、今回以外にも余罪があると見て、捜査を続けています」(同前)

「ミスター慶応」で最終候補に
 渡邉が慶大に入学したのは15年だが、留年を繰り返し、現在も2年生。中性的なルックスを活かして16年、「ミスター慶応」コンテストにエントリーし最終候補の5人に残ったが、グランプリは逃している。当時の運営関係者がいう。

「彼は結果発表の翌日、『評価が公正じゃない』とツイートし、顰蹙を買っていた」

関係を持った女性の証言「性行為を拒むと……」
 名門大のイケメンとしてネットメディアにも登場したが、当時から女性に対する暴力的な一面は露わだった。関係を持った女性のひとりが打ち明ける。

「性行為を拒むと首を思いっきり絞めてくる。彼の男友達の前でエッチをしようと誘われて断ったところ、携帯を顔に投げつけられたこともあります。今年5月、共通の男友達の家に行ったとき、陽太が(ツイッターの)ダイレクトメールで知り合ったという女の子の頭をバリカンで刈ろうとしていました。『エッチを拒否したから』というんです」

 渡邉の知人たちは、「彼はモラルが一切ない」と異口同音にいう。元親友が言葉少なに証言する。

「当時付き合っていた彼女を(渡邉に)寝取られ、(彼女との)別れの原因になりました」

 ひとりの女性に歪んだ執着を見せたこともあった。2年前、交際していた女性が渡邉に別れを告げると、彼は常軌を逸した行動を取ったのだ。

「女性の家に連日手紙を投函し、朝まで待つという、つきまとい行為をしたといいます。恐怖を感じた彼女は警察に通報。警察は渡邉を事情聴取し、接近禁止の通達をした。でも、本人は『警察にめちゃくちゃ怒られたけど、わけがわからない』と周囲に話していました」(他校の知人)

 その悪行は、女性関係のみにとどまらなかったようだ。元セックスフレンドのひとりがこう話す。

「陽太は私に『大麻やMDMAをやってる』って自慢してた。『キャベツ同好会』っていうライングループを作って、ライン通話で『8K(8000円)で売ってくれない?』という話を嬉々としていましたね」

※続きはリンク先で
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbaae766970ed7b1db33585dda089cf99b5e2d6c
https://i.imgur.com/BV0N3ZQ.jpg