新型コロナウイルスの感染爆発に歯止めがかからない大阪。3度目の緊急事態宣言を経て、吉村洋文・府知事に対する府民の怒りも沸騰している。

「この病院のコロナ病床は本来5床なのに、保健所や救急隊の強い要請でコロナ疑いを含めた患者11人が入院中です。
1人が重症化したため調整役の『大阪府入院フォローアップセンター』に連絡したが、転院先も見つからない。友人が勤める小さな病院では
コロナ患者とそれ以外の患者の病床を分けることすらできていません。大阪の医療現場は最悪の状況です」

(中略)

 限界を迎えている医療現場の怒りの矛先は吉村知事に向かっている。前出の看護師が憤る。

「最大の過ちは2度目の緊急事態宣言を1週間早めて解除したことやと思います。
あの時点でも大阪で変異株の死亡例が出ていたのに、吉村知事は解除に舵を切った。
多くの医療従事者は『火事がまだ燃えているところに油を注いだようなもんや』と唖然としていました。吉村知事のせいで、大阪はオシマイや!」

(中略)
 府民の不満はテレビ局にも向かう。

「吉村知事は各テレビ局に順繰りに生出演していますが、最近は視聴者から『テレビに出る暇があるならコロナを何とかしろや』
『パフォーマンスばかりの奴を出演させるな』とクレームが増えている」(在阪テレビ局員)

 ジャーナリストの大谷昭宏氏は、吉村知事と在阪メディアの「共犯関係」を断罪する。

「この期に及んでテレビに出続ける吉村知事もおかしいし、引っ張り出すテレビ局も間違っています。
吉村知事は即刻テレビ出演をやめてコロナ対策に集中し、
在阪テレビ局は専門家を呼んでその対策の是非を報じるべきです。

 先週、あるテレビに出演した後に吉村知事が『5月11日に緊急事態宣言解除なんて夢のまた夢ですよ』と弱々しくつぶやいたと関係者から聞きましたが、その通りになった。
そして、それは自らの無策の結果であると自覚してほしい」

https://news.yahoo.co.jp/articles/e8ad7e2e611ff64ea7790fc4d5582af4411380f7?page=2