福井県は5月7日、県や県内外の企業、研究機関でつくる県民衛星技術研究組合が開発・製造し、打ち上げた超小型地球観測衛星「すいせん」が初めて撮影した地上の画像を公開した。敦賀市周辺を捉え、市街地や港、湾内を行く船などが写っている。3月22日の打ち上げから1カ月半を経て順調に作動していることが確認された。

 安定した画像を定期的に撮影できる本格運用は6月になる見通し。組合は、同一地点を定期的に撮影して変化を追える衛星画像の特性を生かし、県をはじめ行政による防災や農業、森林・河川監視などでの活用を目指している。

 すいせんは自治体が主導した全国初の人工衛星で、組合に参画する宇宙関連ベンチャー「アクセルスペース」(東京)が開発した。縦横60センチ、高さ80センチ、重さ100キロ。高度600キロから地上にある2・5メートル四方の物を識別できるカメラを備えている。

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https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1313194
2021年5月8日 12時00分