https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20210512/1010018098.html
長野市で基礎疾患ある高齢者のワクチン接種予約始まる

県内で最も多くの高齢者を抱える長野市で、基礎疾患のある高齢者を対象にしたワクチン接種の予約が12日から始まり、受け付ける医療機関には、12日朝から電話が相次いでいます。

このうち長野市権堂町の磯村クリニックでは、午前9時の受け付け開始とともに予約専用の回線に電話が相次ぎ、スタッフが予約できる日にちや、当日の持ち物や注意事項などを伝えていました。
また、本来は電話での受け付けですが、直接予約をとろうと窓口に訪れる高齢者もいて、順番待ちの整理券が配られていました。
このクリニックでは、混乱を避けるため12日は診療や検査の予約を通常の4分の1に減らしていたということで、開始から1時間でおよそ40人分の予約を受け付けていました。
窓口に訪れた高齢者の1人は「感染を気にして首都圏に住む娘にも会えずにいるので、予約が取れて安心しました」と話していました。
磯村高之院長は、「多くの人が接種できるよう医療機関側でも、できるだけの対応をしたい」と話していました。
長野市では県内の自治体で最も多いおよそ11万人の高齢者への接種を見込んでいます。
まずは基礎疾患のある高齢者を対象に市内の168の医療機関で接種が行われ、早いところでは今月24日から接種が始まる予定だということです。
基礎疾患のない高齢者に対する集団接種の予約は今月21日から長野市のコールセンターで受け付けが始まります。

05月12日 11時57分
NHK