https://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20210512/5070009694.html
大分大 ワクチン集団接種に医学部の医師派遣へ

大分大学は、高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種で医師の確保に協力するため、来月から開設される由布市の集団接種会場に医学部の医師を派遣することを決めました。

由布市では、65歳以上の高齢者に対して今月17日から市内の17の医療機関で個別に接種を進めるほか、来月中旬からは並行して集団接種も始める予定です。

ワクチンをめぐっては、政府が7月末を念頭に希望するすべての高齢者に2回の接種を終えられるよう取り組む考えを示していますが、由布市と地元の医師会は必要な医師を確保するため、市内に医学部がある大分大学に対して医師を派遣するよう要請しました。

これを受けて大分大学は、由布市の集団接種会場に医学部の医師を派遣することを決めたということです。

具体的には、来月中旬から毎週末、市内3か所に開設される集団接種会場のいずれかに、およそ1か月間、1日あたり1人から2人の医師を派遣し、接種や事前の問診などを行うということです。

大分大学の協力について、由布市は「接種を担う地元の医師の皆さんの負担軽減につながるものと期待しています」と話しています。

05月12日 12時19分
NHK