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フランスの競売会社アールキュリアルは12日、昨年死去したファッションデザイナー高田賢三さんの遺品約550点のオークションで、落札価格の総額が手数料込みで予想の5倍に当たる約250万ユーロ(約3億3千万円)に上ったと発表した。

 アールキュリアルの競売担当者、ステファン・オベールさんは「(オークションの)成功は高田賢三さんの収集家としての眼識を認め、さまざまな文明を愛した偉大な創作者の世界をたたえるものだ」とコメントした。

 高田さんの重要なコレクションと見なされた中国・漢時代の木馬像は11日にパリで競売にかけられ、4万1600ユーロで落札された。