https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20210513/6010010409.html
秋田県 ワクチン接種前倒しへ自治体などと改めて調整へ

高齢者向けの新型コロナウイルスのワクチン接種に関する調査で、政府が目指している「7月末までに接種を終えられる」と回答した自治体の割合が秋田県が全国で最も低かったことを受けて、県は13日、県議会の各会派との会合の中で、接種の計画前倒しに向けて自治体や医師会などと改めて調整を図っていく考えを示しました。

政府は12日、高齢者向けの新型コロナのワクチン接種について、今月7日時点での接種の終了見通しをたずねた全国の自治体調査の結果を明らかにしました。

それによりますと、全国の86%の自治体が政府が目指す「7月末までに接種を終えられる」と回答した一方、県内の自治体では「7月末までに終えられる」と回答したのは25ある自治体の半数余りまりの56%に当たる14の自治体にとどまり、都道府県別の割合では最も低くなりました。

これを受けて、13日、開かれた県議会の各会派との会合の中で議員から接種の進まない原因や今後の見通しについて質問が出され、県の幹部は医療従事者の確保が課題となっていることや、ワクチンの供給スケジュールが見通せず、慎重な回答をせざるを得ない自治体が多いという認識を示しました。

そのうえで、接種の計画前倒しに向けて自治体や医師会などと改めて調整を図っていく考えを示しました。

05月13日 12時37分
NHK