太平洋戦争末期、長野県松本市の松商学園高校(当時は「明道工業学校」)で旧陸軍が噴射実験をしたロケット戦闘機「秋水(しゅうすい)」にかかわる写真が見つかった。秋水の資料は敗戦でほとんど焼却され、松本実験場の様子を伝える直接的な記録もなかった。確認された写真は、実験場の建物やロケットエンジン、開発に携わった人の集合写真など9点。研究者は「これまで非公開だった資料であり、歴史的な発見」としている。

 秋水は米軍のB29爆撃機を迎撃するため、1944年8月から開発が進められた。独軍のロケット戦闘機メッサーシュミットの資料をもとに、機体を海軍、ロケットエンジンを陸軍が担当して開発を進めた。

 実際の設計や試作は名古屋の三菱重工などが担ったが、秋水のロケットエンジン開発は空襲の激化とともに45年3月、松本市の実験場に「疎開」していた。

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2021年5月16日 9時59分