◆米国の忠実な同盟国は損するばかり?

・米国の一部から「ならず者国家に戦略的忍耐を」「同盟国の長になった日本はその重責を果たせ」などの主張。
・危険な戦略で、これでは「文大統領のどっちつかずの良いところ取りが正しい処世術」となるし、米国が本気ならば日本もそちらに軌道修正する、と率直に進言すべきでは?
・本来、米国がすべきなのは、「細かくランク分けをして、それに合わせてバランスよく飴と鞭を対応させる外交」
・ネット時代に誤魔化しをやろうとするのは、あっさりと見抜かれて大損する。
・はっきりと言わせてもらうと、すでに忠実な同盟国路線に対する懸念を覚え始めている。

・中国と日本の去年の出生率がほぼ同じと強調するロイターが正しい。
・同盟国の長だから重い責務を担え、などとやれば、日本は崩壊するし、そのあと米国は東アジア戦略をどうするつもりなのか?
・忠実な同盟国は貴重であり、東アジア地域で代用品を用意するのは米国であっても非常に困難。
・日本仮想敵国論は、中国を利してきたし、これからも同様に利する。

・言い返してこない日本は、欧米の言論界が東洋人に対するレイシズムを解消するのに格好の相手なのかもしれないが、それが東アジア外交を歪めて無残な失敗に導いてきた遠因である可能性が高い。