今年度から1人1台のタブレット端末が全国の小中学校に配布されていますが、徳島市の小中学校では、タブレット端末の一部にバッテリーの不具合が見つかり、市教育委員会などが回収作業を進めています。

今年度から国は、全国の小中学校に対して1人1台のタブレット端末などを配布する「GIGAスクール構想」を進めています。

徳島市でも中国メーカー製のタブレット端末およそ1万7千台を導入し、市内の小中学校で今年度から授業を実施していましたが、先月下旬「パソコンに不具合が出ている」という報告が寄せられました。

市教育委員会によりますと、配布した端末のうち3台でバッテリーに不具合が生じ、膨張していたとのことです。

これを受けて市教育委員会などでは、今週から市内の小中学校に配布した、およそ1万7千台のすべての端末の回収作業を進めています。

回収した端末は点検をしたあと問題のないものは随時返却し、今月下旬までにすべての端末の返却作業を完了する予定です。

市教育委員会は「端末を使えない期間が出てしまい迷惑をかけてしまっているが、子どもたちが不安なく快適に使えるように努めていきたい」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20210514/8020010948.html
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