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新料金プランへの移行が進む大手3社、楽天モバイルも契約増が加速
 大手3社と楽天モバイルの決算が出そろい、オンライン専用料金プランをはじめとする料金値下げの影響が見えてきた。ユーザーからの反応は上々で、各社とも契約者数を順調に伸ばしている。中でも規模が大きいのは、他社に先駆けahamoの投入を発表したドコモだ。契約者数は4月末時点で100万を突破。事前エントリーの250万には及んでいないが、ドコモの井伊基之社長は「30代以下のユーザーが50%を占めており、狙い通り若年層を中心にご好評をいただいている」と自信をのぞかせる。


 内訳は、やはりドコモ内の料金プラン変更でahamoに移るユーザーが多いようだが、他社からの乗り換えも少なくないという。井伊氏には「既存のドコモからの移行の方が多いが、新規契約や他社からの流入がないわけではない。期待通り、ドコモに戻ってくる方もいる」と語る。その証拠として、ドコモは4月のMNPは転入超過になった。井伊氏によると、楽天モバイルに流出したユーザーも、「一定程度、戻ってきている」という。

 KDDIのpovoも、ahamoを追う。KDDIの高橋誠氏は「実数は開示していないが」と前置きしつつ、「povoは結構順調。100万契約が見えてきたというのが、今のところの状況」と語る。ahamoと同様、「最初の段階では、auのお客さまが多い」(同)といい、auからの料金プラン変更が多いことを明かした。povoの特徴であるトッピングも、「利用状況の数字は申し上げられないが、結構トッピングしていただいている」(同)。中でも、24時間限定でデータ通信が使い放題になるトッピングが好評を博しているといい、KDDIの狙いが当たった格好だ。


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