新型コロナウイルスの感染が急拡大した第4波以降、大阪府では18人が自宅で死亡しましたが、このうち10人に基礎疾患がなかったことが判明しました。

 大阪府によりますと、第4波とされる今年3月1日〜5月14日の間に、新型コロナウイルスに感染した30代〜80代の男女18人が自宅で死亡しました。内訳は、女性4人・男性14人ですが、このうち10人(女性2人・男性8人)には基礎疾患がありませんでした。

 4月14日には保健所が30代男性の発症を確認。男性には基礎疾患がなく症状も軽かったことから自宅療養を指示しましたが、6日後に容体が急変して死亡したということです。

 (大阪府健康医療部 藤井睦子部長)
 「毎日のご連絡をして症状などの確認をさせていただいている中ではございましたが、ご自宅で亡くなられた。判断の難しさについて非常に重く受け止めているところでございます」

 (大阪府 吉村洋文知事)
 「第4派は今もまだ続いています。多くの感染者の方がいる中で、優先すべき方は入院をして治療いただいているわけですけど、どうしてもなかなかそれが難しいという方もいらっしゃる」

 大阪府は病床のひっ迫で入院が難しくなっていることが背景にあるとみています。
MBSニュース

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