愛知県知事のリコール署名偽造事件で逮捕されたリコール団体の事務局長・田中孝博容疑者。これまでの取材で、名古屋市の広告関連会社に署名集めを依頼したことが分かっています。必要な情報は誰が用意したのか、メ〜テレの取材で明かしていました。

 署名集めを依頼した際に必要な住所などの情報は誰が用意したのか。

 14日、田中容疑者はメ〜テレの取材にこう語っていました。

 「広告関連会社が転写された名簿は、まず私が用意しました。愛知5区の名簿が4万5000〜5万人分くらいです。以前出馬した選挙区の後援会がある名東区の名簿1万人分くらい、守山区の名簿1万5000人分くらい、弥富市の名簿は2000人分前後を用意しました。愛知5区の名簿は1人当たり10円ぐらいかと聞いています。約50万円ぐらいですね」(田中孝博容疑者 5月14日)

 署名を偽造したとされる約1カ月前の2020年9月、東京の名簿業者から50万円ほどで愛知県内の有権者の名簿を購入していたことを明かしました。

 その目的について、田中容疑者は次のように話していました。

 「愛知5区については去年の秋に衆院選があるかもしれないということで用意しました」(田中孝博容疑者 5月14日)

 この名簿が偽造に使われた可能性があるとみられ、警察は20日、名古屋の広告関連会社を家宅捜索するなど全容解明を進めています。

(5月20日 15:40〜放送 メ〜テレ『アップ!』より)

https://news.yahoo.co.jp/articles/f5bf68cc32db246e5370362a584e0c4b03270ec3