【これまでの経緯に関する参考記事】
『「ワクチン予約システムに欠陥」〜この報道は犯罪?不適切?〜メディアへの抗議や批判を検証する』
https://news.yahoo.co.jp/byline/egawashoko/20210520-00238759/
2021年5月20日 10時10分


2021年5月17日に開設した防衛省が開設した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種会場向けの予約サイトが、架空番号でも予約可能であることを、アエラ(朝日新聞出版のニュースサイト)、毎日新聞、日経クロステックなどが、実際に予約して検証報道。
(朝日)https://dot.asahi.com/dot/2021051700045.html
(毎日)https://mainichi.jp/articles/20210517/k00/00m/040/165000c
(日経)https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/10376/

これに対して、防衛省は5月18日に朝日新聞出版と毎日新聞にのみ抗議文を送付。
この問題を巡って、立憲民主党、日本共産党、国民民主党など議員で作られている野党合同チームが防衛省にヒアリング。

このヒアリングの様子を公開した立憲民主党の配信動画
『2021年5月20日 第12回「ワクチン進捗フォローアップ野党合同チーム」ヒアリング』
https://www.youtube.com/watch?v=v5RbE2GGuF8

52:28頃からの原口一博衆議院議員の質問と防衛省の答弁。

原口「防衛省に伺いたいんですけど、朝日と毎日の二社ですか。私が記事を見ていると、日経さんもたいへん詳しく書かれているんですが、日経さんには(抗議を)出さない?」

防衛省「お答え申し上げます。今回の防衛省の抗議でございますけれども、虚偽予約を行ったという行為に対して抗議を行っております。実際、毎日それから朝日…アエラドットについては、防衛省に対して実際にそういう手段で予約ができたと、それについての見解如何という形で、防衛省に対してまさにそういった虚偽の予約を行ったということを伝えた上で、見解を聞いてこられたということもあって、これを踏まえて省内で検討をした結果…」

原口「というと、日経さんとどう違うんですかね?…日経さんとどう違うんですか?政権に近いから、抗議しないんですか?」

防衛省「いま申し上げた通り、防衛省に対してこういうような取材を行ったということに対して、我々は抗議を行ったというのでございます」

(中略)

原口「取材をしたから、ダメなんですか?」

防衛省「そうですね」

原口「取材してはいけないんですね。恐ろしいですね。私たちがヒアリングしたら、私たちも罪に問われますか?」

【参考記事】2021年5月19日、日本経済新聞社が岸信夫防衛相にインタビュー。

『岸防衛相「台湾の状況、我が国の問題」 一問一答』
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA178FB0X10C21A5000000/