潮来保健所が「外国人と一緒に食事しないよう」文書送る

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/mito/20210521/1070013156.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

茨城県の潮来保健所が、新型コロナウイルスへの感染予防の目的で、
「外国人と一緒に食事をしないように」などと農家に呼びかける文書を
JAや鉾田市に対して送っていたことがわかりました。

保健所は21日、内容が不適切だったとして文書を撤回し、NHKの取材に対し
「誤解を招く表現があったとしたら申し訳ありませんでした」としています。

茨城県の潮来保健所によりますと19日から20日にかけて、新型コロナウイルスへの感染予防の目的で、
外国人が働いている農家に向けてJAや鉾田市に対しメールで文書を送ったということです。
文書では、「外国人から感染した可能性が疑われる新型コロナウイルス患者が多く発生している」
としたうえで、「外国人と会話するときは必ずマスクをつけてください」とか、
「外国人と一緒に食事をしないようにしてください」などとしています。

茨城県感染症対策課と潮来保健所は、21日、「文書の内容は不適切だった」とし、文書を撤回しました。
潮来保健所はNHKの取材に対し、「外国人を差別する意図は全くありませんでしたが、
誤解を招く表現があったとしたら申し訳ありませんでした」と話しています。

今回の文書について外国人の支援活動を行っている杉田昌平弁護士は、
「行政が外国人というカテゴリーを明示して差別を助長させかねない表現をすることは、
憲法14条の法の下の平等の原則に照らしてもあってはならない。
日本人と外国人を分けて表現したことは、特定のカテゴリーにのみ感染が広がっているような印象を
与えかねず、大変残念な表現だ」と話しています。

05/21 21:35