徳島県警は21日、県警の警察官だった70歳代男性が所持していた捜査関連などの文書が道路上に散乱したと発表した。

 個人情報が記載された起訴状などが含まれていたという。

 県警によると、20日午後5時30分頃、香川県さぬき市の国道11号で、通行人から「道路に紙が散乱している」と香川県警に通報があった。同県警が回収すると、名前や住所が記載された起訴状の写しや、徳島県警の職員、徳島県の防犯団体などの名簿類の写しなど約100点があったという。

 男性は5月上旬、自宅で保管していた文書の廃棄を香川県のリサイクル業者に依頼。業者が20日に運んだ際、文書が入った段ボールが国道に落下したらしい。

 徳島県警は「適正な文書管理に努める」として謝罪。個人情報の漏えいなどの被害は確認されていないという。県警では2007年、内部文書の持ち出しを禁止する規定をつくっていた。
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