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 東南アジアのインドシナ半島に位置する人口約700万人の国「ラオス」では、日本人と中国人に対する「好感度」には大きな差があるようだ。中国の動画サイト・西瓜視頻はこのほど、ラオスで暮らす中国人による動画を配信し、「ラオスでは中国人より日本人の方が好感度が高く、歓迎されている」と説明した。

 この中国人配信者は、ラオスでの生活を通して「ラオス人は中国人よりも日本人を好む」ことに気づいたと紹介している。そして、ラオス人が日本人を好み、日本人が中国人よりも歓迎されているのは3つの理由があるとし、まず1つ目の理由として日本製品と中国製品の「クオリティの差」を取り上げている。

 中国人配信者によれば、ラオスの消費者は自動車や電化製品などを購入する場合、価格は安いが故障しやすい「メード・イン・チャイナ」の製品よりも、品質の良い日本製品を選ぶ傾向が強いという。そのためラオス国内で見かける車の多くが日本車で、オートバイ市場も日本メーカーがほぼ独占していると伝え、こうした製品の品質の差は、ラオス人の日本人と中国人に対する好感度にも影響を与えていると論じた。

 続けて2つ目の理由として、日本と中国の「文化輸出の差」を指摘している。日本のアニメはラオスでもとても人気があり、日本は自国の文化を輸出するのが「とても上手い」と指摘し、日本の文化がラオスにおける日本人の好感度向上に一役買っていると強調。また、和食はラオスの若者たちにも人気があるが、中華系レストランの客は主に中国人であるとし、こうした点からも、ラオスにおける日本文化と中国文化の受け入れられ度合いに差があることがわかると論じた。

 さらに動画では3つ目の理由として、日本人と中国人の「人への接し方の差」について説明し、日本人は穏やかな話し方をするが、実はこれがちょうどラオス人の性格にぴったり合っていると指摘した。一方、中国人は大きな声で話すため「遠慮のない人びと」という印象をラオス人に与えてしまい、好感度が上がらない要因になっていると伝えている。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)