「五輪組織委」で「サービス残業」が横行? 弁護士の“内部告発”ツイートが大炎上
5/25(火) 6:03配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b279b4e81156d05226b086a60af51377b7c83c3

 五輪開催の是非で世論が揺れる中、とんでもない発言が“組織委員会内部”から飛び出した。組織委に勤務しているという弁護士が、唐突に、「みんな死ぬほどサービス残業している」とTwitterでつぶやいたのだ。事実ならば、とんでもないスキャンダルである。真意を聞こうと「デイリー新潮」が取材を申し込むとすぐに、アカウントは非公開となり……。

深夜2時に投稿された衝撃の“告発”
 まずは、5月23日の深夜2時過ぎに投稿された問題のツイートを紹介しよう。

〈東京オリンピック開会式まで62日。組織委員会で働き始めて最初の1週間が終わった。分かったことは、もう延期とか中止なんて言えないほど、準備は最終段階に突入していて、これ全部を無駄にするのは辛すぎる…〉

 問題となったのは、この後に続く一文である。

〈あと、みんな死ぬほどサービス残業してる。23時過ぎても秒でメールの返信が来る〉

 発言主は、日本羅針盤法律事務所代表の望月宣武弁護士。メディア関係者の間では、2019年に元ジャニーズの田口淳之介とともに大麻取締法違反で逮捕された、元タレントの小嶺麗奈を弁護した人物として知られる。

 本人のプロフィールによれば、セーリング競技が行われる江の島ヨットハーバーの「会場プロトコールマネージャー」を担当しているとのこと。業務の詳細はわからないが、望月氏は組織委の仕事を通して、職員たちが「死ぬほどサービス残業」している現状を目の当たりにしたというのだ。

全労連も問題視
 言わずもがな、サービス残業は労働基準法に反する違法行為である。このツイートはすぐさま拡散。24日午後には3300件以上もリツイートされる騒ぎになった。全国労働組合総連合(全労連)まで反応し、

〈東京オリンピック組織委員会は「みんな死ぬほどサービス残業」しているのですか? 労働組合として聞き捨てなりません〉

 と引用リツイート。他にも〈事実なら大変な問題なので、労働基準監督署としても調べる必要がある〉など、組織委の労働環境を心配する声も見受けられたが、ほとんどの批判は望月氏に集中した。

〈弁護士がサービス残業を黙認するのか〉
〈弁護士が皆死ぬほどサービス残業して対応してる事に加担してるって事?〉

 望月氏がTwitterの固定ツイートで、過去に自死した元電通社員の高橋まつりさんと交流があり、働き方改革に取り組みたいと語っていたことについても、〈(だったら)内部告発しろよ。第二のまつりさん防げよ〉などと糾弾される事態に。

 確かにこのツイートの真意は謎である。「五輪開催賛成」と言いたかったのか、それに紛れて「内部告発」をしたかったのか、よくわからない。もし、本当にサービス残業を目の当たりにしたというならば、開催・中止の議論よりも、弁護士として違法行為について問題視すべきであろう。

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